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涸沢に登る前夜に雨が降って、翌日はときどき晴れ間が広がる天気。日が射すとナナカマドに残った雫に反射してキラキラ輝く。こんなときには紅葉と雫のコラボレーションしかない! ということで、雫の載った葉っぱと光の反射が玉ボケになるような場所を探して撮影。
北アルプス 涸沢の紅葉は実に見事。9月下旬から10月上旬にかけて涸沢カールが赤く染まる。特にナナカマドの赤は群を抜いている。しかし近年は朝晩の寒暖差が少ないのか橙色が多い。どうも夏の酷暑で残雪がなくなることが原因ではないかと思っている。
撮影自体は難しくないが、ここにたどり着くための体力と、山の天気に打ち勝つ運の力が必要である。
熊本県北部にある菊地渓谷。日本の滝百選、日本名水百選等、いくつかの百選に選ばれている。朝早くに現地に着き、菊地川沿いに上流へ向かって歩いていくと、その先に朝靄の中にきれいな光条が見えた。急いで近くまで行き、光条が消えるまで写真を撮り続けた。急いでのことだったのでオートで撮影したが、特に問題なく見たままの光景を収めることができた。
普段は自然の風景写真をメインに撮っているが、たまにはこういった風景も悪くない。四日市は全国的にも有名なコンビナートがあり、ウェブでもいくつもの撮影ポイントが紹介されている。夜景なので三脚は必須。また、強い照明に光条ができるように出来るだけ絞って撮影するのがよい。

ホヤはこう見えても脊索動物という動物の一種。心臓や生殖器等も持っている。幼生の頃はオタマジャクシのような姿で泳ぎ回っていて、成体になると写真のように岩に付着するらしい。模様や色彩は様々であり、可愛い柄や綺麗な色などダイバー達を楽しませている。

ファインディング・ニモで一躍有名になったクマノミですが、クマノミにも色々な種類がいる。この写真はオレンジフィンアネモネフィッシュであるが、クマノミ(総称としてではなく品種)と非常によく似ている。写真に撮るときには必ず綺麗なイソギンチャクに入っている個体を探すことが重要である。余談であるがニモはカクレクマノミである。

京都 高台寺にある竹林。実はこれ、秋に撮影したものであるが、涼しさを感じる写真なので暑い夏にUPしてみた。高台寺の紅葉観賞ルートにあったもので、撮影目的とは違うためほんの数枚だけ撮っただけであるが、お気に入りの1枚である。

フィリピンのアニラオはマクロ派ダイバーにはもってこいのダイブサイト。色鮮やかなサンゴの海ではないが、細かいところにライトを当ててみるとフォトジェニックなマクロ生物が発見できる。この写真は、とある種類のヒトデ(名前は忘れた)に共生しているゼブラガニ。カニ本体だけであればあまり興味はひかれないが、色鮮やかなヒトデが背景となることで十分カメラの被写体となりうる。

ウミウシは世界中で3000種類以上存在するらしく、捕食されないための警戒色からか派手な色彩をもったものが多い。きれいな上に動きも遅いため、水中写真初心者にとっては嬉しい存在であろう。ただ、きれいなウミウシは基本的に小さいものが多いため、画面いっぱいに撮るにはマクロレンズが必要でありピント合わせも難しい。

富田ファームといえばラベンダーが有名だが、他にも色々な花が栽培されている。ラベンダーを主役にしたいのでそこのみにピントを合わせ、それ以外の部分はぼかしてしまう。それによってお花畑にピッタリのファンタジックな雰囲気が出る。さらにファンタジックにしたい場合は、ソフトフィルターを使うのもいいかもしれない。

御射鹿池は長野県茅野市にある人口のため池。日本画の巨匠 東山魁夷が「緑響く」でモチーフに選んだ場所である。またシャープのAQUOSのCMでも使用された場所ということでも有名である。ここは四季折々でそれぞれに魅力があり、池のほとりにはカメラマンや観光客が絶えることがない。写真の撮り方についてもそれぞれの好みによるのではないかと思う。

和歌山県串本町にある大小40ほどの奇岩群。そこから見える朝日は日本の朝日百選に選ばれているらしい。海の中にそそり立つ姿のほうが絵になるので、岩の手前側にも潮が満ちているように事前に干満表をチェックしたほうがいい。撮影そのものは難しくないが、日の出時は暗いのでピント合わせに注意しなければならない。